事業計画には、種類がある!?
2020年1月5日
ほとんどの事業計画(未来に向かっての計画)は、過去・現在からの延長線上に立案されています。
現事業をどのように守って育てるのか?
もちろん極めて重要な事項ではありますが、過
去・現在からの延長線上の事業計画に縛られすぎると、
新しい事業や発想は生まれてきません。
今とは違う事業、今とは違うやり方。
過去・現在の延長線上に、これらの解が存在しないからです。
*新しい事業立地を探す、新しいルールを自社で創造する
*より上位でニッチなマーケットを狙う
*社長自身の新しい社長像・生き方を模索する
*価格や商品構成を抜本的に見直す
等々です。
また、ほとんどの事業計画(未来に向かっての計画)は、増収・増益をその目標に置いています。
その戦略や戦術が不明瞭であっても、売上を伸ばし利益を増やす計画になっています。
机上の計算では、売上をプラスして、粗利益率を少しずつ改善し、販管費の増加を
粗利益額の増加よりも少なめにして数字を走らせれば、計画上の営業利益は簡単に増えます。
売上げを毎年3%増やし、粗利益率を毎年1%改善し、販管費の増加を年率3%増で抑えれば、
5年後には売上高は16%増、営業利益率は5%以上増えます。
机上では簡単ですし、特定の状況下・ステージでは実現できますが、すべての企業に
当てはまるわけではありません。
★事業計画には様々な種類があります。
1.増収・増益を狙う計画
2.減収・増益を狙う計画
3.売上横這い・増益を狙う計画
4.減収・減益を狙う計画
5.細かい数値計画を伴わない計画
等々です。
【減収・減益を狙う計画とは??】
余り、このような発想で計画は作成していないかもしれません。
ですが、
長期間成長を続けてきて、成長疲れをしているステージにある会社では、
状況が許せば、減収・減益になる計画、場合によっては赤字転落する計画を
立案してもよいかも知れません。
成長疲れとは、力以上の売上、客数…を取るための、力以上の商品構成や業務を
抱えてしまっている状況のことです。
クレームやトラブル、離職が極端に多い企業様には、この成長疲れという企業病を患っているケースが多いです。
思い切って1期でもクールダウンしてみるのも一つの選択肢です。
この期間に徹底的に選別と絞り込みを行ってください。
思いのほか、収支は悪化しません。
【細かい数値計画を伴わない計画とは??】
新規事業の計画などは、この部類に入ります。
3年~5年で次の柱を構築したい、そのために先行投資をして事業を創る、こんなケースです。
・3年~5年後には□□位の売上と利益を作る。または、〇〇の状況を作り上げる。
・最大〇千万円までの先行投資(累積赤字)は想定する。
・上記のイメージと予算をもって、一つ一つ考えながら都度判断して行動する。
予見不可能なことに無理やり細かい数字を与えても、そのことから生まれる利はありません。
良い意味で行き当たりばったりに取り組んでみる。
賛否両論があるでしょうが、これも一つの選択肢です。
このように事業計画には様々な種類があります。
事業計画を作るときには、その種類を検討してください。
もちろん増収・増益計画がベストです。減収の計画を長期間続けるわけにはいきません。
企業の存在価値が減じます。減益の計画、ましてや赤字の計画を長期間続ければ破綻します。当然です。
それでもあえて申し上げるならば、増収・増益を継続できる企業はそう多くありません。
また、増収を狙って減収する場合と、減収を見込んで減収する場合では、その利益に与える
ダメージは大きく違います。
前者が甚大で、後者は軽微です。
中小企業には伸ばし疲れの(伸ばそうとして疲れる)企業を少なからず見受けます。
企業体としても、時には一休み、リフレッシュも必要ではないでしょうか。
事業計画には様々な種類があります。ご一考いただければ幸いです。
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事業計画には、種類がある!?