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ビジネスモデルを俯瞰してみましょう!

2020年2月11日

ここでは、ビジネスモデル俯瞰図とは、ビジネス全体の構造や流れを把握し、
事業の構造や事業の特徴、損益構造などをわかりやすく整理した
図表のことを指しています。

事業全体の活性化や事業立地の付加・転換など、事業自体をその本質から見直そうとするときは、
ビジネスの全体像を現した「ビジネスモデル俯瞰図」を作ってみると、わかりやすいです。

ビジネスモデル俯瞰図を使って、事業の活性化を図りたいときの着眼点を整理いたします。

自社の商品やサービスを販売しやすくするために、ファイナンス機能を追加した事例を紹介します。

例えば、ある製造卸販売事業者様の場合、その販売先候補や卸先候補に対して、
その与信上の懸念から、新規先の開拓が十分できていませんでした
このケースでは、商品力の問題よりも、販売するための与信力の判断または付与が、問題になります。
新規顧客開発のために、ファイナンス機能を付加することで、大きな売上アップを狙えます。

具体的には・・・
◆その1 クレジットの付与
新規販売先に対するクレジットを付与します。
クレジット会社と提携することで、与信上の懸念から新規取引を避けていた
販売先に対しても営業を活性化できます。

◆その2…ファクタリングの付与
新規卸先に対して、ファクタリングを付与します。
クレジット会社と提携することで、与信上の懸念から新規取引を避けていた
卸先に対しても営業を活性化できます。

クレジットやファクタリング等、商流を有する企業と金融会社との相性は抜群です。
上手に提携してください。
上記の企業様の場合、ファイナンス機能の付加で、10%以上の売上増を見込めます。

■事例
例えば、事業者向けに原材料をネットで販売するネット販売会社が、その販売先に対して、
自ら設立した金融会社を使って、ファイナンス事業を行いました。

月末締め翌月末払いの支払いサイトを、1か月伸ばす毎に1%の料率で金利を付与します。
支払いを2か月伸ばした時、月間購入額100万円に対して2%の金利が付与されます。
このファイナンスは年率12%の金融商品です。
この会社は、商材販売の利益に付加して、金融収益を計上することができます。
また、自社商材の販売実績と、金融会社として確認できる個人情報を合わせて審査することで、
優良債権として運用できています。

金融会社を自らが設立するのには、相応の体力が必要です。
ですが、金融会社とのアライアンスで代替えできます。


商品やサービスに自信があれば、ファイナンスなどの付加機能の追加を検討してください。

日本の企業、特にメーカーは、その製品の単機能の性能を磨くことには優れているが、
その製品の使われ方に対する全体設計が、米国企業に比べて苦手だといわれることがあります。
自動車作りでは世界一であっても、新しい自動車社会の構想力では、グーグルに劣っているのかもしれません。
同様に、商品やサービス自体の性能や品質向上には熱心でも、そのサービスや商品を販売するための仕組み、
ソリューションの構築は苦手かもしれません。

ビジネスモデル俯瞰図を確認するときは、サービスや商品だけではなく、
その販売を補完するソリューション整備に、着目することをお勧めします。
ここでご紹介したファイナンス機能の付加は、一つの有望な切り口です。

また、事業計画を作成するときには、過去のビジネスモデルを踏襲するのではなく、
ビジネスモデル俯瞰図等を活用して、事業全体の事業立地の付加・転換など、
事業自体をその本質から見直してみてください。