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コロナ融資 本当に無利子??

2020年4月25日

色々と中小事業者に対する、コロナ関連の施策が出てきています。
先日は、東京都では協力金の申請が開始しています。

本日は、ずっとニュースや新聞で言われている、公庫無利子融資について、
少しお話をしていきます。


日本政策金融公庫では、新型コロナウイルス感染症の影響を受けた方に対して、
「新型コロナウイルス感染症特別貸付」という制度を作り、融資をしています。

各種報道では、「政府は、日本政策金融公庫などの無利子融資を拡充させ、
地方銀行や信用金庫など民間経由の無利子融資も、始める
」などと言う内容が
出ています。

これは、正しいようで、正しくありません。

公庫のコロナ貸付の内容を見ると・・
★融資限度額:6,000万円(別枠)
利率(年):3,000万円を限度として融資後3年目までは 基準利率▲0.9%、4年目以降は基準利率

となっています。

利率について、無利子とは書かれていません。
これは、融資を受けた方は、利息を負担すると言うことを意味します。

それでは、なぜ「無利子融資」という言葉が出てくるのでしょうか。
報道間違いか???と思われる方も、いらっしゃるかもしれません。

一部効果としては、報道されている通りです。ただ、印象と実際が異なる可能性もあります

特別利子補給制度」というものを併用すれば 実質的な無利子無利息とすることが可能です。
ただ、この制度の詳細は検討中で、補正予算が成立していない本日(令和2年4月25日)では、
制度が決定されていません。

利子補給率は「新型コロナウイルス感染症特別貸付」の 3,000万円以下の部分にかかる
「基準(災害)▲0.9%」の 利子(支払利息)となる予定です。

流れとしては、一旦公庫に利息を含め返済後、支払済みの利息額を実施機関から補給されます。

つまり、4年目以降は利息が発生することとなりますし、仮に3000万円を超えて借入をした場合には、
3000万円を超える部分については、利子補給はありません。


よって、借入の仕方(金額や年数)によっては、オール無利子とすることが出来るケース
(例:3000万円以下の借入を3年以内返済で返す)もありますが、通常は5年程度で
返済を考える方が多いハズなので、借入全体で無利子となることは少ないように思料されます。

もちろん、3年間であっても、利息支払いがなければ、負担は軽くなるので、有難い話です。
ただ、報道されている内容を見ると、あたかも何も利息負担なく、減免されている・・というような
印象を持ってしまいがちです。

ですので、借りる時にはよーくキチンと、「いつまで」が利子補給対象期間で、
「どの金額」が利子補給対象なのか・・を確認しておく
必要がありますね。

どうぞご注意ください。