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今後の融資は、通りずらい??

2020年9月16日

緊急事態宣言以後数ヶ月、日本政策金融公庫をはじめ金融機関のほとんどは、
「新型コロナ対応融資」一色です。

新型コロナ対応融資では、資金繰りに困窮している中小企業に対して、一刻も早く資金を供給することが命題でしたので、
金融機関の審査基準は、かなりゆるい(甘い)と言われました。

今までなら全く通らないような逼迫した財務内容の会社、リスケ中の会社でさえも、要件である
売上前年対比5~20%以上減少ということさえ満たしていれば、融資が実行された事例が
かなり出ています。

ですが、今回の新型コロナ融資の審査状況は異常も、頭の片隅に入れておく必要があります。
なぜなら、今後の融資=コロナ追加融資は、現状の反動で、かならず審査が厳しくなるからです。

どの様な対応をすべきなのか、現状を踏まえつつ、見ていきましょう。

今回の新型コロナ融資で軽視されざるを得なかった「返済可能性」


事業者にとって、今回のコロナショックのような緊急時に、一刻も早く融資をしてもらうために
必要なことはどんなことだったでしょうか?

★融資に関する情報を、いち早く入手する

★必要となる資料を、できる限り速やかに揃える

★金融機関に大至急訪問する

こういったことが実行できた会社は、早期に資金調達を行うことができました。
ですが、それができなかった会社は、必要な資金を手に入れるのに、何ヶ月も費やしています。

上記3点には、共通項があるのですか、お気づきでしょうか?
それは何かと言うと・・・

「いち早く」 「できる限り速やかに」 「大至急」
 
つまり、スピードです。とにかく「早く」だったのです。

スピード優先のあまり、金融機関の側も、会社の財務内容や経営内容、返済の見込み等についての 審査は二の次でした。

通常は借入が難しいとされるリスケ企業でさえも借りることができたのは、
こんな背景があったからなんです。
 

平時の融資は、緊急時の融資よりシビア

新型コロナの影響は、想定外に長引いています。
今回借りた資金が枯渇する会社は、今後たくさん出てくるでしょう。

「2回目のコロナ融資」を借りざるを得ないタイミングが、必ず来ます。
しかし2回目は、1回目よりも審査が格段に厳しくなります。
2回目の新型コロナ融資は、借りる側には緊急の事情があったとしても、
貸す側にとっては、緊急時ではなく、平時の融資となります。

このように、貸す側の視点が、借りる側にとっても不可欠となってきます。  

貸す側の視点で見れば、第1回新型コロナ融資の審査は異常!!

では、貸す側の視点から考えてみましょう。

第1回のように、申請が同時に・大量に集中することはなくなります。
そのため、1回目の新型コロナ融資に比べ、金融機関はより細かい審査を行うようになるのは自明
です。

金融機関がより細かい審査を行うなら、初回の新型コロナ融資申請時のイメージで、
安易に2回目に申し込んだとしても、全く違った残念な結果になることは予想できますね。

残念な結果の例としては、より厳密な書類を要求される、予想以上の融資金額減額、否認など。。。

ですが、第2回が厳しすぎると言う事ではなく、逆に第1回の新型コロナ融資の審査が、異常だったのです。

もうこんなに審査がゆるく(甘く)なることは、今後よっぽどのことない限り、ないでしょう。