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試算表の見方! 業績管理は、売上と粗利率をセット!

2020年9月28日

ある顧問先の方から「実は、毎月監査で説明して頂いたときにはフンフン分かって聞いてるのに、
後から自分ひとりで確認すると、何だか分からず、試算表の見方が良く分かっていないのですが・・・」
とまさかの告白をされました。

経営の経験が10年近くになる社長様でしたが、よく考えると試算表の見方を知識として
習得する機会は、それほど無いことに気づかされました。

試算表からは、経営に必要な様々な情報が読み取れます。
知れば知るほど奥行きがありますが、まずは業績管理の資料として損益計算書を、
毎月確認することから始めるのが良い
と思います。

確認ポイント1「売上高」

売上高の確認が必須です。
単純に結果だけを見るのではなく、前年同月や前月などと比較して見ることが重要です。
比較して見ることで、増減の要因やトレンドを把握することができます。
増減については、なぜ? どの商品・サービスが?など、ブレイクダウンしていくことが必要です。

確認ポイント2「粗利率」

売上高から原価を差し引いたものを粗利益と呼び、粗利益が売上高に占める割合を、粗利率と言います。
売上だけしか見ていないと、利益を度外視した売上至上主義に陥ってしまいますので、
売上高とセットで、粗利率も必ずチェックしましょう。
頑張って売上を伸ばしたにも関わらず、赤字になったという事態に陥らないよう気をつけましょう。

試算表を経営に活かしたいと考えているならば、目標数値を売上高ではなく粗利額とし、
売上高と粗利率をコントロールして、粗利額の極大化を目指してはいかがでしょうか。
粗利額を目標とすることで、営業一辺倒の施策だけでなく、仕入や外注の効率化による原価低減や
商品やサービスレベルの向上による付加価値のアップなど、経営施策の選択肢が広がります。

試算表に頼らず経営をしていらっしゃる経営者の方も、たくさんいらっしゃいます。
しかし、自身の頭の中だけでは把握できないぐらいの規模に事業を成長させるためには、
試算表を活用できた方が、間違いなく有利です。

税理士から受け取った試算表を机の上に、ポイっと置きっぱなしにせず、まずは売上高と粗利率を
確認する習慣を身に着けてみては、いかがでしょうか。