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融資を断られても、あきらめないで!

2021年4月23日

昨年からの新型コロナウイルスの影響下で、融資について経営者の方からの相談をかなり頂いています。
その多くは、「金融機関に融資を断られた」「どうすればよいのだろうか?」ということです。

融資を断られると事業が成り立たなくなることがあるため、事業者は相当パニックに陥りがちです。
ですが、一度融資を断られても、結果的に融資してもらえたケースは、少なくありません。

同じ内容で別の金融機関に申込してみたら、融資がおりた・・というのも、実はよくある話。
ひとつの金融機関に断られたからといって、希望はゼロではないのです。

1.貸してもらえない可能性の高い事業者とは?

冒頭のように、他に行ったら融資を受けることが出来たと言う事はアルアルなのですが、
もちろん全ての方が、このように結果をひっくり返せるとは限りません。

3割ぐらいの経営者の方は残念ながら、どうがんばっても借りられない方です。
裏を返せば、残りの約7割は、何とかなりそう!ということになります。
では、自分はどっち??ということですが・・

どうがんばっても、現状では貸してもらえない可能性が高いのは、
以下のような方です。

1.複数の金融機関でリスケをしている

2.債務超過額が年商額を大きく上回っている

3.赤字が何年も続いていて、黒字化できる見込みがない

4.信用情報の内容が、大きく毀損している

 

2.貸してもらえない可能性の高い場合は・・

相談を頂いて、この方は、貸してもらえない可能性が高いなぁと思った時には、
「あなたの会社は、○○がネックなので、金融機関から融資をしてもらえない可能性が
高いです」と、お伝えしています。

そのときは、ショックだと思うのですが、実際見込薄なのに、少しでも借りられる可能性があると
期待していると、結果が出るまで希望が大きく膨らみ、借りられなかった場合の対応が
先送りになってしまうからです。


借りられないという判断を早めにすることで、このままでは資金調達ができないことを前提にして、
事業存続の対応に着手することができます。少し時間を前倒しすることができます。

ですが、融資の結果が出るギリギリまで粘ってしまうと、万一否決の場合に打てる手が
ほとんどなくなってしまう・・と言うことがあり得ます。
こうなると、残された道は廃業・・しかないのです。

対応への着手が早ければ早いほど、生き残るための方法の選択肢がありますので、早くに立ち直れます。

3.金融機関の方針も実は同じ!

金融機関の上席は、部下の担当者には、「融資を断る場合は、できるだけ速やかに」
と教えるそうです。


自行が融資を断った場合、断られた経営者は、生き残るために自行からの借入以外で、
何らかの方策を行う必要があります。
金融機関が結論を先送りにすると、経営者の行動が遅れ、経営に悪影響が出るためです。

早めに結論を出してあげることが、相手のためになると知っているからこそ、
金融機関の姿勢も「できるだけ速やかに断る」ということになります。

決して、めんどくさーと、適当に見て、サッサと断っているということではないのです。
 

4.借りられない状態で、事業を存続するために打てる手は?

「あなたの会社は、○○がネックなので、金融機関から融資をしてもらえない可能性が高いです。以上」
で終わってしまうと、相談をしている方は、じゃぁどうすりゃいいの?と、途方に暮れてしまいますよね。

そんなときは、今できることを考えて、実行していきましょう!とお伝えをしています。

融資をしてもらえない状況で事業を存続させるためには、今以上の資金を流出させないこと、
金融機関以外からの資金調達をすることが必要
にになってきます。
具体的には、以下のようなものになります。

A リスケ(返済負担を減らす)

B 金融機関以外からの資金調達(少人数私募債・クラウドファンディング等)

C 経費削減(絞れるところの確認。特に固定費。)

D 経費をかけずにできそうな売上アップ策

E 不稼働資産の売却
 
こういった方法で、流出する資金を抑え、可能であれば入ってくる資金を少しでも増やせれば、
事業を存続させて生き残ることができます。

金融機関から断られたら終わりではありません。
今できる方法を考え、前に進んでいきましょう。