営業に精を出す前に、運転資金の確保を!
2021年5月29日
「勘定合って銭足らずという言葉」があります。
利益は出ているのに、お金が無いという状態です。
まずは、運転資金のメカニズムを知りましょう。
運転資金のメカニズム
経費の支払いは翌月10日、仕入の支払いは翌月20日、売上金の回収は翌月末、
という取引条件のケースです。
・売上高が100万円の場合
売上高100万円-仕入高70万円-経費20万円=利益10万円と利益は出るのですが、
売上金の回収より先に経費と仕入の支払が来るため、90万円を一時的に立て替えなくてはなりません。
これが運転資金です。
・売上高が200万円に増えた場合
売上高200万円-仕入高140万円-経費40万円=利益20万円と利益は倍増しましたが、
立て替えなくてはならない金額も180万円に倍増します。
売上を伸ばせば伸ばす程、大きな立替金が必要になりますので、銀行からの借入を
検討しなくてはなりません。
経営者の中には「出来るだけ借金はしない方が良い。」と考えていらっしゃる方も少なくありません。
しかし、
運転資金の借入は、売上が入金されるまでの資金をつなぐ安全性の高い借入です。
経営者として、せっかく売上を伸ばす能力を有しておられるのですから、ファイナンスを活用することを
過度に恐れる必要はないと思います。
また、
借入のタイミングも重要です。
出来るだけ借金をしたくないと言う思いが強すぎると、資金が本当に足りなくなった時点でしか
融資を申し込みません。
無駄な借入をしないという点においては、一見良い事のように感じますが、経営的には無計画とも言えます。
前述の企業の場合、売上を伸ばせば伸ばす程資金が不足することは、財務的な知識があれば
事前に分かることです。
資金が足りなくなってから借入に動くのではなく、営業に精を出す前に資金を確保しておく必要があります。
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営業に精を出す前に、運転資金の確保を!