金融機関とのよい関係を保つには?
2021年6月9日
今月、青森銀行とみちのく銀行が2022年4月に経営統合し、共同で持ち株会社を設立すると
発表がありました。
このように、新型コロナウイルの感染拡大、超低金利時代となり、金融機関を取り巻く
経営環境は実はとても厳しくなっています。
このような統合が続くと、数年後には金融機関の数もだいぶ減っているかもしれません。
そのため、今から金融機関との良好な関係を続けていくことが非常に重要になってきます。
金融機関との良好な関係を築くには、どの様なことが必要でしょうか。
今回は、4つの点から見ていきます。
1.複数の金融機関と取引をする!
極端に少ない金融機関との取引しかない場合、既存の銀行で借入が出来なかったときに、
そこから新規に銀行を開拓するのは、とても困難で、かつ借入が出来ないリスクが
大きいため、経営にとって危険です。
借入が出来ない可能性を回避するためにも、
複数の金融機関と取引を行いましょう。
複数の金融機関と取引する事で、有利な融資条件を引き出せる事もできます。
ただし、余りに多くの金融機関と取引すると、一体どこがメインだか分からなくなりますし、
預金口座だけがやたらと増えることになるので、要注意です。
私見ですが・・ 中小企業の場合の理想は、個人向けが多い若しくは輸出入があるような場合は、
メガバンクに入金用や為替関連で預金口座をもつ。
その他B to B関連などの入出金は、信用金庫や信用組合に口座を持ちつつ、メインとして
積金や定期を行い、借入も行う。信用金庫や信用組合は2行程度と付き合ってもよいかもしれません。
その他、借入専用として、日本政策金融公庫。
可能であれば、商工中金から当座貸越口座を作ってもらう。
といったところでしょうか。
2.自社に合った金融機関を選択
前段でも少し書きましたが、
都市銀行・地方銀行・第二地方銀行・信用金庫・信用組合等の特徴を理解し、
どの金融機関が自社に適しているかを、見極めることが大切です。
中小企業や個人事業の方は、近くの信用金庫や信用組合がお勧めです。
近くに複数あれば、一度プラッとその支店に行ってみて、お店の雰囲気を確かめてみるのも
1つの方法です。
入った時に声をかけてくれるような活気のある所は、融資なども親身になってスムーズに
応対してくれるケースが多いです。
3.積極的な自社の情報開示
業績が良いケースは勿論、悪いケースも
出来るだけ早い段階で、包み隠さずに自社の情報を開示し、
社長がご自身の言葉で説明することが重要です。
業容が悪いと気が進まないかとは思いますが、赤字の場合には、赤字に至った原因、
黒字にする為の具体的な 改善策を文章や数字に落として、報告をして下さい。
4.定期的に金融機関を訪問
決算報告する時以外にも、月次試算表等を持参することで、
定期的に訪問する機会を設けると、
金融機関からの信頼に繋がります。
私の事務所では、使用している会計ソフトに事前に設定をしておくと、毎月の監査をした後に、
ほぼ自動で試算表が借入をしている金融機関にデータで提出することができます。
この機能を使えば、先方担当者に送ったよーという電話を入れて、その場でちょこっと説明をしたり、
補足あるから行ってもいい?というアポイントを違和感なく依頼できますね。
便利です!
このような点をクリアーして、金融機関との上手な付き合い方を日頃から行い、大規模な設備投資が
必要な時や、いざ業績が厳しくなった時でも、直ぐに支えてくれる金融機関を確保しておくことは、
経営にとって、とても重要です。
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