預金口座は、どこも一緒?
2021年8月28日
これまでの預金口座の常識
金融機関での預金口座を持たずに経営している会社というのは、恐らくないですよね。
事業を始めるにあたって、当たり前のように口座開設し、 利用手数料を払い、時々端数のような
利息を受けとって、資金の出入りに使用しているはずです。
預金口座は、行ってみれば各金融機関の1つの商品ですが、金融機関別に殆ど差はなく、
手数料や金利に多少の差があるかも・・という認識が普通ではないでしょうか。
しかし!!
近年のFintech(フィンテック)の進化は、このような常識を変えようとしています。
GMOあおぞらネット銀行の取組み
GMOあおぞらネット銀行は、2018年にインターネット銀行事業を 開始した
いわゆる「ネット専業銀行」です。
全般的な知名度等は今一つかもしれませんが、昨今当銀行が商品化している法人預金口座のサービス内容が、
これまでのものから随分と進化を遂げているので、紹介させていただこうと思います。
当事務所の法人関与先の方でも、ここ数年で新設された方は、かなりの確率でこのGMOに
口座をお持ちだったりします。
GMOのサービスは、こんなかんじ。
・ハンコレス、ペーパーレス、オンライン完結での口座開設
・バーチャルオフィスでも口座開設可能
・定額料金支払で振込手数料が割安になる
・10万円を限度に残高が足りなくとも立替支払するサービスが自動的に付与されている
・ビジネスデビットカードの利用に対してキャッシュバックあり
・入出金管理アプリにより口座の利用から資金繰りの可視化ができる
・ビジネスローンやファクタリングのオンライン申込ができる
(商品によっては決算書提出不要、担保・保証人不要)
・(従業員にとって)給与の前払による受取ができる
https://gmo-aozora.com/
総じて、一つ一つのサービスが、今までなかったということではありませんが、
それぞれ主に書面に記入して提出することで申込をして、 審査を経て承認を得て、
実装するための処理をして・・・
何らかの手間や時間がかかっていたものが、 別次元のように簡素化・標準化された
という印象をもちます。
起業時や小規模事業者を中心に、使い道は大きい
今までお会いしてきた創業者の方や、小規模事業主の方からよく伺うのは、
「資金や金融の対応のために使っている時間は、月に3日~7日程度」
「だが、お金のことが頭から離れている時間は殆どない」
「とにかく不慣れなので面倒、本業の邪魔」
物理的に月に数日はとられる上、精神的にはずっと気になるもの、それがお金関連なのでしょう。
そのような中、金融商品側が便利になることで、経営者にとっての利便性を上げるということは、
大きなことかもしれません。
これからの金融商品というのは、顧客から申込がくれば審査して対応する、というものではなく
顧客が必要としそうなものを予め用意して、欲しいサービスを使ってもらうということの表れですね。
「銀行とのつきあい方」も変わっていきます。
必ずしも、「より大きい銀行とつきあうのが正解」ではなくなっているようです。
ただし、税理士的視点からの注意が1つあります。
ネット専業銀行は、
今の所国税等のダイレクト納付や、還付金の還付口座に指定することができません。
ダイレクト納付はいちいち窓口に行く必要がないので、非常に便利ですが、ネット専業銀行ではダメなので、
そのような点からも口座の使い分けも必要ですね。
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